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HUG(避難所運営ゲーム)講習会

 2月28日(土)の午後、盛岡市は紺屋町の勤労福祉会館にて、HUG(避難所運営ゲーム)の講習会を開催いたしました。町内会役員の方々、盛岡市社会福祉協議会さまはじめ、沿岸、内陸の支援団体、一般の方など、18人の方々にご参加いただきました。宮古、大槌、遠くは東京からお越しの方もいらっしゃいました。

 
 HUGは、避難所の運営をカードと図面を使って模擬体験するゲームです。勝ち負けや正解があるわけではなく、むしろ「入門用の机上訓練」と言った方がふさわしいでしょうか。開発したのは静岡県庁で、東日本大震災前の平成19年から用いられています。前からご存知の方も多く、今回は良い機会だったとおっしゃる方もいらっしゃいました。

  
 ゲームはカードの読み上げ係1人と、避難所スタッフの役となるプレーヤー5~6人で行います。
避難所となる体育館、校庭などの図面の上に、カードに書かれた避難者や支援物資、受付といった設備などを配置していくのが基本的な進め方です。カードには避難所のトラブルや災害対策本部の指示なども書かれています。今回は3つのテーブルに分かれてそれぞれ実践しました。


 
 読み上げ係はカードをどんどん読み上げて、どんどんプレーヤーに渡して行きます。次から次へとやってくる避難者、巻き起こるトラブルに、プレーヤーの皆さんは大わらわ。そのうちに自然と役割分担やルール作りが進んで、スムーズに対応できるようになっていきました。
ゲームが終わってから振り返りと意見交換をしました。対応に迷った点、うまくいかなかった点も出てくる中、参加者のお一人から、「100点満点だった」との声が上がりました。――限られた条件の中でベストを尽くした。次に生かすべき反省はあっても、今回はベストを尽くしたとして悔やまないことが、非常時の対応には大切だ――という意味で、多くの方が頷かれていました。

 
 ご参加の皆さま、誠にありがとうございました。おかげさまで盛況の内に終わりました。また、取材にいらした岩手日報さま、Stitchさま、ありがとうございます。
 来月、3月21日(土)には、より大きな会場で【HUG体験会】がございます。興味をもたれた方は、ぜひお越しください。本格的ですが、ルールは簡単で、予備知識なしでご参加いただけます。町内会、自治会や支援団体以外の、一般の方も大歓迎です。こぞってのご参加、お待ちしております。
 
・HUG体験会
 日時:3月21日(土)13:00~16:00
 会場:もりおか町家物語館 浜籐ホール(盛岡市鉈屋町10-7)
申込:もりおか復興支援センター(担当:前田) mail:center-pub@saveiwate.jp
   (ご案内詳細:http://morioka-fukkou.com/?p=2891