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10月の「復興ののぼり」


 10月11日(火)、東日本大震災から5年7か月目の月命日を迎えました。

 もりおか復興支援センターでは、毎月11日、復興へのメッセージを記した21本の「復興ののぼり」を掲げています。のぼりは、岩手、宮城、福島3県と、岩手県沿岸市町村の公式のものに加え、盛岡の大慈寺小学校、岩手大学附属小学校、沖縄県うるま市の中学生の皆さんが寄せてくれた応援のメッセージを記したものです。

 抜けるような秋晴れの下、21本ののぼりが内丸にはためきました。週に何度か、センターに新聞を読みにいらっしゃる気仙地方出身の男性が、この日もいらっしゃいました。私が「おはようございます」と呼びかけると、男性は紙面から顔を上げました。視線の先ののぼりに気づくと――「そうか、今日はあの日か」。ぽそり、呟かれました。それからしばし、みなし仮設のこと、生活費のこと、これからの住処のことなど、5年半を過ぎた今でも拭えぬ様々な不安について語られました。

 盛岡に避難されている方々には、今も先の見通しが立たないでいる方も多くおられます。毎月11日には、震災当時のことだけでなく、今現在、避難生活を続けてらっしゃる方々のことにも思いを馳せていただけると幸いです。
 次回は11月11日(火)に『復興ののぼり』を掲げます。内丸近辺においでの際には、ぜひともお立ち寄りください。