皆さん、もりおか復興支援センターの玄関口に観音菩薩像が立っていたことをご存知でしょうか。仏師の佐々木公一さんが高田松原の被災松から彫り起こした、一木造の観音様です。
　
平成24年に製作されてから、陸前高田市内で安置場所が決まるまでということで、もりおか復興支援センターにてお預かりしていました。それから7年、復興工事もだいぶ進んだ陸前高田市内にお戻しするため、令和元年7月18日のこの日に佐々木さんが引き取りにいらっしゃいました。
　
7年間、センターに来館される皆さんを見守ってきた観音様が引き取られるということで、陸前高田出身の方や、サークル・サロンにいらしている方々に集まってもらい、ささやかなお別れ会を開きました。
　
20人ほどの方が集まり、観音様が大勢の人に親しまれていたことを知って、仏師の佐々木さんも感激されていました。
　
お集りの皆さん、仏師の佐々木公一さん、誠にありがとうございます。
　
センターではお別れとなった観音様ですが、今週7月24日(水)～7月28日(日)に岩手県民会館で開催される『岩手工芸芸術展』に出展されます。盛岡でお会いできる最後の機会ですから、皆さんぜひご覧になってください。