10月18日（土）、10月19日（日）2日間をかけまして、陸前高田市有志の皆さんが森の前地区につくった花畑「陸前高田のちっちゃな花菜（はな）畑」から、盛岡市の高松公園エコアス広場へと、お預かりする花を移植して参りました。
　
　19日は、前日にお預かりしてきた花々を、高松公園エコアス広場に植え付けしました。
この日も、高松公園近隣の高松2丁目、3丁目の方々と、盛岡市にお住いの陸前高田市出身の方々を中心に移植作業を行っていただきました。
　
　事前に造成してあった2m×40mの花壇に、レイアウトを決めた花々を一斉に植え付けました。
　作業開始時に20人ほどの参加者がお出ででしたが、作業が進むごとにご近所の方々がさらに集まり、市役所関係者も含めて50人近くの方々にご参加いただきました。
　当初の予想を超えて多くの方々に参加していただいたおかげで、午前10時から12時までの予定だった移植作業も、1時間早く、11時に終えることができました。
　
　植え付けたばかりの花々は、まだしんなりと元気がありませんが、生命力の強い花々を選んで託していただきましたし、何より、上田、高松地域の皆さんを中心に、盛岡市民の皆さまに守り育てて頂くことで、来春には盛大に花を開かせてくれるはずです。公園の北西にそびえる雄大な岩手山が、開花の時を見守っています。
　
　今回の移植プロジェクトは、多くの方々の多大なご協力の上に実現しました。
　花の引き取りの申し出に快く応じていただいた森の前「ちっちゃな花菜畑」管理有志の皆さま。
　地元での花のお預かりを推し進めていただいた上田地域活動推進会、特にも隣接地域の上田堤地域の皆さま。
　「ちっちゃな花菜畑」の造営から協力され、今回の移植にあたってもアドバイスを頂いたNPO「Green　Fields」の皆さま。
　エコアス広場の花壇はじめ、道具の用意や段取りで全面的にご協力いただいた盛岡市役所の皆さま。
　報道陣もテレビ、新聞、計６社の方々が訪れ、ていねいに取材していただきました。
　そして、移植作業に尽力いただいたボランティアの皆さま。
　
　皆さまのおかげをもちまして、花の移植は無事終了しました。誠にありがとうございます。
　今後とも、陸前高田市森の前からお預かりした花々を、高松公園近隣のみならず、盛岡市民の皆さまに、なにとぞ大事に守り育てて頂きたいと思います。
　そして、いつの日か陸前高田市の復興が成り、花畑が復活した折には、盛岡市でより株を増やし、たくましく育った花々をお返しいたしましょう。