10月18日(土)、10月19日(日)2日間をかけまして、陸前高田市有志の皆さんが森の前地区につくった花畑「陸前高田のちっちゃな花菜(はな)畑」から、盛岡市の高松公園エコアス広場へと、お預かりする花を移植して参りました。
「陸前高田のちっちゃな花菜(はな)畑」は、地元陸前高田市の有志の皆さまが、津波の浸水地域に、潤いと安らぎを取り戻し、慰霊の意を表し、被災地で暮らす人々を元気づけようと作った花畑です。
この花畑が、来月11月から、復興工事の工区に入るため、残念ながら撤去を余儀なくされました。そこで、沿岸のガーデニングをされている方など、多くの個人団体が花々を引き取り、市街地の整備が終わるまでお預かりすることになりました。
そこで私たち盛岡市民としてもお預かりの輪に加わろうということで、今回、高松公園エコアス広場(旧盛岡競馬場)へと移植する運びとなったのです。
7月に当センターの花壇に移植した事業の拡大版となります。
18日には陸前高田市森の前地区に引き取りに伺いました。17人の参加で、半数以上は上田堤地区の方々、そして陸前高田市出身の方と、盛岡市から長くボランティアに関わられている方々です。
参加者の皆さまと震災遺構「旧道の駅 タピック45」を見学してから、花畑に参りましました。管理を担当されている佐々木農機の紺野さまに、花畑の誕生の経緯をお話しいただき、盛岡市でも大切に育ててほしいとの願いを託されたうえで、お預かりする花を掘り出しにかかりました。
また、掘り出しに加えて残る花畑の草取りもお手伝いいたしました。地元の方々もなかなか手の回らなかった範囲の草取りを大人数で一気に進め、お役に立つことができました。
帰りの前には紺野さまと仲間の皆さまからお茶をごちそうになり、一服の間、陸前高田市と盛岡市の住民同士の交流の場となりました。
ご参加の皆さま、迎え入れていただきました森の前花畑の紺野さまと仲間の方々、まことにありがとうございました。
また、当日の様子は、気仙地域の地元紙、東海新報さまに取材いただきました。
19日には、盛岡市の高松公園エコアス広場にて植え方を行いました。様子は、次の記事でご紹介いたします。
お知らせ
陸前高田市森の前花畑 移植プロジェクト ①