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北山散策路ハイキング改めドライブ


 5月13日、今日は盛岡市認定の近郊自然歩道「北山散策路」をハイキングする予定でした……が、あいにくの雨。雨天の際には中央公民館の見学に切り替えるところを、お一人の参加者とボランティアガイドの真山重博さんが機転を利かせて車を出してくださいました。ハイキングの予定から一転、雨中のドライブとなりました。元々、北山散策路は大部分が、狭いながらも車の通れるコースだったのが幸いしました。
 
 まず集合場所の中央公民館で庭園を周遊。江戸時代に南部の殿様によって築かれた歴史ある庭園を巡りました。

 
 それから愛宕山の頂上にある展望台で雨にけぶる盛岡の町並みを一望します。

 
 次に、聖寿寺の裏山にある南部家累代の墓所を訪れ、鎌倉時代から続く南部家の歴史の一端を学びました。

 
 高松の池に入る前、神庭山という小高い丘の上にある、横川省三という人物の銅像跡を訪ねます。横川省三は明治期には自由民権運動の活動家として、日露戦争の際には日本軍のエージェントとして活躍した人物で、戦前には盛岡の英雄として慕われていました。戦時中の金属供出で銅像は失われ、今は台座だけとなっています。

 
 最後に高松の池の堰堤にて高松の池整備の歴史を教わって、中央公民館へと帰ってきました。

 
 本来はのんびり木々の中を歩きながら史跡を回る予定でしたが、少し駆け足気味のドライブでも、皆さん十分に盛岡の歴史の機微を堪能していただけたようです。
 リンゴの花に、ツツジやリキュウバイといった季節の花も満開で、私たちの目を楽しませてくれました。

 
 ご参加の皆さん、ガイドしていただいた真山さん、誠にありがとうございました。
 もりおか復興支援センターではこれからも盛岡の街やハイキングコースを散策する企画を続けて参ります。