homeguide お知らせ guide つながる*ふるさとバスin山田町

つながる*ふるさとバスin山田町


 平成29年3月17日、「つながる*ふるさとバス」として山田町へ行ってきました。
 「つながる*ふるさとバス」は東日本大震災で盛岡地域に避難されている沿岸出身の方々に、沿岸の現在の様子を見ていただき、地元の人々と繋がりを保っていただこうという趣旨で開催されている行事です。
 
 平成28年度のふるさとバスの開催は今回の山田行きが最後となります。今回は県営災害公営住宅と45号線沿いの復興状況の見学をメインに据えての開催でした。
 参加者は15人。7人は山田出身の方です。
 
 マイクロバスに乗って盛岡から宮古を経由して山田町へ。豊間根から中心市街まで45号線沿いに復興の様子を車窓に見つつ、まずは昼食会場の「和海味処いっぷく」を目指します。ここで、避難先の盛岡から故郷山田へ戻ったKさんが合流、参加者の皆さんと旧交を温めました。
海鮮ラーメンやカキフライ定食などそれぞれに山田の海の幸を味わった後は、県営災害公営住宅「北浜アパート」に向かいます。

 
 北浜アパートでは県職員の方に案内してもらって、部屋と集会所を見学しました。これから山田に帰ろうと考えている方も、内陸の災害公営住宅に入居を考えている方も興味津々で、質問も多く飛んでいました。


 
 北浜アパートを離れた後は、船越、織笠と、山田の南側を巡って、最後に中心街、陸中山田駅前エリアを訪れました。道中のかしこで、「あそこに見える先に我が家があった」と震災前を懐かしむ声が上がりました。

 
 
 駅前エリアでは山田線再開に向けて街並みの整備が進んでいました。職員の方の案内で山田町ふれあいセンター「はぴね」を見学、図書館と交流施設とを兼ねたこの施設では友達連れの高校生から親子連れの幼児まで幅広い年齢の子供たちが大勢集っています。交流スペースはまるで放課後の駄菓子屋のようなにぎやかさです。
 若い活気あふれる空間に、参加者の方から「山田の復興は進んでいる」と感嘆の声が漏れました。


 最後に複合商業施設「オール」でお土産を買って帰ります。一見するとなんの変哲もないスーパーですが、参加者の皆さんは「盛岡より安くて新鮮」と、山田の海産物を箱買いしていました。
 
 ご参加の皆さま、「県営北浜アパート」の案内をしてくださった県宮古土木センターの皆さま、山田町ふれあいセンター「はぴね」の職員の皆さま、誠にありがとうございました。
 来年度も「つながる*ふるさとバス」は継続する予定です。より充実した行程を計画してまいります。