平成29年10月27日(金)、「つながる*ふるさとバスin宮古市」が開催されました。
つながる*ふるさとバスは、東日本大震災により盛岡市内に移り住んだ沿岸出身の方々を沿岸市町にお連れして復興の様子を知っていただき、地元の人々と交流を深めていただくイベントです。
今回は宮古市内の県営災害公営住宅、佐原第2アパートを訪れ、住民の方々から、災害公営住宅での暮らしについてお話をお聞きしました。佐原第2アパートの住民の皆さんは、佐原1丁目、2丁目で構成される佐原第1自治会に団地全体で加入しています。
住民の中で自治会役員となった小張さんから、自治会役員となった経緯、自治会と団地住民の皆さんの関り方などお聞きしました。小張さんは仮設住宅のときから積極的に住民の集まるサロンを開いていた方で、躊躇なくそのまま役員になられたそうです。
小張さんのお話を聞いてから、盛岡からの参加者と住民の皆さんとで自由に懇談してもらいました。宮古出身の参加者はそれぞれ地元の知り合いを見つけて、昔話に盛り上がり、宮古市以外出身の方々は災害公営住宅での暮らしについて住民の方々から詳しくお聞きします。皆さん名残惜しく、予定を10分超過して佐原第2アパートを出発しました。
その後、復興工事の進む鍬ケ崎地区をぐるっとバスで巡り、車窓から新しい街並みを見学しました。建物のまばらな様子に、宮古出身の皆さんは「まだまだだね」と淋しそうに話されていました。
ちなみに、佐原第2アパートに着く前に昼食をとったのは浄土ヶ浜レストハウスでした。きれいな青空と白い岩頭が飾る海辺で小学生たちが遊ぶ姿に、皆さん慌ただしいバス旅の中、一時のくつろいでいただけたようです。
佐原第2アパートと佐原第1自治会の皆様、ご協力いただいた宮古市社会福祉協議会の皆様、ご参加の皆様、誠にありがとうございました。次回は11月18日、大船渡市の市営野々田アパートへ伺います。