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つながる*ふるさとバスin大槌町

 盛岡に避難されている沿岸出身の方々をお連れして、沿岸復興の進み具合を見学していただき、地元の人々と交流を深めていただく催し「つながる*ふるさとバス」の第一回が7月2日(土)に開催されました。第一回の行く先は大槌町です。
 
 大槌町役場からお招きを頂いた、「県道大槌・小槌線開通式」にお昼まで参加した後、役場職員の方のご案内で、大槌町内で再建、新設されている公共の施設を見学しました。
 「県道大槌・小槌線」は、役場前を通る、大槌町の新たなメインストリートです。達増知事や平野町長によるテープカットの後、大槌町自慢の伝統芸能のパレードが始まりました。各地区に伝わる神楽、鹿踊り、虎舞、七福神舞が、それぞれの山車を引きながらの、目出度さもひとしおの通り初め。大槌出身の皆さんは懐かしそうに目を細めてパレードを見守りました。
 パレードの終点にはイベント広場が設けられていて、大槌名物の屋台も出ています。参加者の皆さんは焼きホタテやイカぽっぽに舌鼓を打って三陸の味を楽しみました。
 
 午後は町内5施設の見学です。再建された県立大槌病院、大槌町最大規模の屋敷前復興住宅団地、その隣に新築された大槌消防署、すっかり外観ができてきた、大槌学園の建設現場、農業振興と復興の新拠点「産直 母ちゃんハウスだぁすこ 沿岸店」と、盛りだくさんの施設見学です。駆け足で回ることになり、参加者の皆さんはだいぶお疲れでしたが、「充実していた」とのお声もいただきました。
 
 県道開通式のイベント会場はもちろん、屋敷前復興住宅、「母ちゃんハウスだぁすこ」など、行く先々で大槌出身の皆さんは親戚、友人に再会しました。ハイタッチで喜び合う方々、涙ぐんで互いの手を取る方々、至るところで涙と笑いの溢れる中、皆さん、積もる話に花を咲かせていました。
 
 ご参加の皆さま、ご案内頂いた大槌町役場の皆さま、各施設担当者の皆さま、現地にて合流しましたNPOいなほさま、誠にありがとうございます。
 
 これからも、もりおか復興支援センターでは、「つながる*ふるさとバス」にて宮古市・山田町・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市の6市町へセンター利用者の皆さんをお連れします。沿岸住民の皆さま、伺います際にはよろしくお願いいたします。