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つながる*ふるさとバスin陸前高田市


 
 盛岡に避難されている沿岸出身の方々をお連れして、沿岸復興の進み具合を見学していただき、地元の人々と交流を深めていただく催し「つながる*ふるさとバス」の第3回が8月23日(火)に開催されました。今回の行く先は陸前高田市です。

 陸前高田市に着いて、まずは去年開館したばかりのコミュニティホールを見学します。市役所の担当の方々と合流し、解説いただきました。気仙地方の木材をふんだんに使った、木の香の心地よい空間です。

 コミュニティホールの屋上から隣接する県営「栃ヶ沢復興住宅」が見渡せます。参加者のお一人で、栃ヶ沢住宅に入居が決まっている方から、中の様子もご説明いただきました。
 

 
 次いで「下和野復興住宅」に向かい、自治会長さんに集会所をご案内頂き、暮らしぶりについてお聞きしました。下和野住宅には6階の集会所の他に、近隣住民との交流サロンとして「市民交流プラザ」が1階に開設されています。見学に伺ったところ、住民の皆さんがお茶っこを楽しまれているところで、菜園で採れた枝豆を振る舞っていただきました。ごちそうさまです。
 

 
 昼食は仮設商店街の「大隅つどいの丘商店街」にていただきました。地元産のホタテの刺身にご飯は「たかたのゆめ」と、心づくしの献立でもてなしてもらいました。食後は商店街のシンボルである巨大モニュメント「あかりの木」の前で記念写真を撮り、仮設商店街の元気な様子を見聞できました。
 

 
 午後は、参加者のお奨めで、百日紅が盛りを迎えた普門寺の庭を見学しました。普門寺では震災後の平成26年から製作の始まった五百羅漢像が境内に祀られています。
 予定では、その後まっすぐ気仙大工左官伝承館に向かうことになっていましたが、時間が押してしまい寄らずに失礼してしましました。
 

 
 再び市役所の担当の方と合流して、震災遺構となっている「旧下宿定住促進住宅」、去年完成した「中田復興住宅」を車窓から見学しました。
 

 
 最後に震災遺構である「旧道の駅タピック45」と併設されている「まちづくり情報館」を見学。敷地内の追悼施設にて参加者の皆さんと手を合わせて、犠牲者の冥福を祈りつつ、今回の「つながる*ふるさとバス」in陸前高田の行程を終えました。
 
 ご参加の皆さま、ご案内頂いた陸前高田市役所の皆さま、下和野復興住宅自治会の皆さま、誠にありがとうございます。行程の遅れで、伺えなかった気仙大工左官伝承館の皆様、大変失礼いたしました。
 
 これからも、もりおか復興支援センターでは、「つながる*ふるさとバス」にて宮古市・山田町・大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市の6市町へセンター利用者の皆さんをお連れします。次回は9月10日、宮古市産業まつりに伺います。
 沿岸住民の皆さま、伺います際にはよろしくお願いいたします。